株式投資-ナンピン買いとは?
株式投資の手法の一つに「ナンピン買い」というものがあります。これは一旦どのようなものなのでしょうか?またこの手法は投資初心者にとってはどうなのでしょうか?ナンピン買いについて見ていきましょう。
ナンピン買いとは?
ナンピンは漢字で書くと「難平」となるようです。保有株価が下落した際にあらたに購入して保有株の株価を下げるという手法です。株価の変動による損失を平均化します。
例えば「この銘柄は上昇するかな…」と思い450円で買った企業株が、400円まで下落した場合に
「現時点では下がっているけど今後上昇すると思うから買い増しするか…」と考えて4下がっちゃったけど、上昇する可能性が高い・・」と考えて、400円で買い増しすることをナンピン買いと呼びます。
450円のときに1000株買っていると45万円ですが、400円に下落している時に2000株ナンピン買いした場合、80万円。合計すると125万円ですから、3000株を410円で購入したことになります。
この購入価格が開けば開くほど保有株の株価が下がります。
逆に、信用取引等で売りから入っているとき等、株価が上がるほど評価損が出てきます。こんなとき、株価上昇に合わせてさらに売れば、平均売りコストを上げていくことができます。こんなケースを「ナンピン売り上がり」といいます。
投資資金に余裕がある場合は、ナンピン買いのように購入するタイミングを分散させてもリスクを軽減してもいいかもしれません。
ナンピン買いは、自分の投資タイミングの失敗を上手くごまかせれるとも言いますが、投資の先進国で投資技術の高い米国や欧州ではナンピンはしないようで、それに比べると日本人は多いいようです。
ナンピン買いをするよりもいかに損切りするかを考えているようです。投資・資産運用において損切りはは重要と言われているのでナンピン買いと損切りにおいて明確な自分自身のルールを決めて取引していくといいと思います。