先物取引のメリット・デメリット

    

先物取引のメリット・デメリット

資産運用の種類は色々あります。その中で前回は先物取引について見ていきました。先物取引においてもメリットとデメリットの両方があります。メリット・デメリットを理解していないと資産運用が失敗する可能性があります。まずはしっかりと理解をして自分に合ったものか判断をしていきましょう。

先物取引のメリット

前回ちらっと記載しましたが、先物取引は本来、損失を回避する為に使用されていました。改めてメリットを見ていきましょう。

「売り」からでも取引ができる

基本資産運用・投資において「買い」からの取引が基本です。先物取引では「買い」だけではなく、「売り」からでも取引が可能なのです。簡単に言うと相場が下がった場合に購入した金額よりも下がっている場合はその差額が利益となるのです。これは先物取引の大きな特徴であり、メリットでもあります。

少額資金から取引が可能

先物取引を始める際に必要な資金においては、総取引金額の5~10%で可能になっています。なぜそのようなことができるかというと、レバレッジが効いているからです。つまり、預けた証拠金の10~20倍という大きな取引をしているのです。FX取引と近いです。少額の資金から取引が可能で少しの変動でも大きな利益を獲得できます。

短期間で利益が出せる

短期間で大きく変動することがあるのでその分利益がでるのも短期間です。ですがその反面予想が外れれば大きく損失する確率も秘めています。。

 

先物取引のデメリット

メリットを理解すると同時にデメリットも理解しなければいけません。

元本保証がされていない

これは投資・資産運用においてほどんどの金融商品が当てはまるかと思いますが、元本保証されていないという事です。価値がゼロになってしまった場合はすべて投資した分もゼロになります。、先物取引の場合は資金がゼロになった場合、追加の資金投入しなければならないので、元本を超える損失が発生することがあります。

証拠金の追加の必要がある

先程の続きでもありますが、大きく相場予想が外れてしまい資金が0になった場合、先物取引は「証拠金取引」というものになるのであることの特徴でもあり、追加で証拠金を納めなければならない制度があるのです。なので元本保証どころかさらにマイナスになる可能性があるのです。

取引のリスクが大きい

少額の資金で大きな取引ができるからこそのメリットでありながらデメリットでもあるという点です。少額で大きな利益が望める代わりに、相場が予想に反した場合大きな損失が発生するということがあるので、「少額で大きな損失」をしてしまう可能性があるのです。

 

以上が先物取引のメリット・デメリットになります。しっかりと理解をして自分自身の投資・資産運用のスタイルに合うは合わないかを判断してみるといいと思います。