債権とは?
投資・資産運用の種類はさまざまです。今回は「債権」について見ていきます。債権とはそもそも何なのか。個人投資家にとってのメリット・デメリットとはどうなのか。ということを見ていきましょう。
そもそも債権って?
債券とは、国・地方公共団体又は企業などが資金を一時調達する時に、額面金額の返済・利息の支払いなどの条件を明確にして発行する有価証券のことを言います。有価証券を発行した発行体が破綻さえしなければ、額面金額と決まっていた利率で利息収入が得ることができます。
債権にも種類があり、「国が発行する国債」「地方自治体が発行する地方債」「企業が発行する社債」「外国の自治体もしくは、外国の通貨、海外の市場のいずれかで発行する外国債券」など色々あります。
債権は2年~10年というような期間でも満期を待つことなく、市場で売買可能です。
市場では株式と同じで債券の価格は、日々変動しています。途中売却によりキャピタルゲインを受けることができます。
債権のリターンについて
債権に対する利益は大きく分けて3つとなります。
利息
銀行の利息と同じ考えです。発行時に予め決められた利率で利息を得られます。
償還差益
債券が決められた満期を迎えると、額面金額が償還されます。その額額面金額より安く購入することができればその購額が利益として受け取れます。
売却益
キャピタルゲインです。購入価格より高い価格で売却すれば売却益が得られます。
債権におけるリスク
リスクについて見ていきましょう。
金利リスク
市場の金利水準によって価格が上昇したり、下落します。
破綻リスク
有価証券の発行体が破綻した場合、支払いができないので額面金額の支払いができません。
流動性リスク
債権での市場参加者が少ない場合は、取引したい時にできなくなる可能性があります。カントリーリスク 国債の場合はその国の政治的・経済的な変動等により価格が変動します。なので途中でその債権を売却しようとしても難しくなる恐れがあります。
と簡単ですが債権について見ていきました。債権の特徴を理解して自分にあった投資・資産運用をしていきましょう。